1月31日木曜日 アスピア明石5階で開かれた子ども食堂交流会に参加しました。
交流会に参加されたリーダーの皆さんから運営の様子を伺い、調理実習スタイルの子ども食堂が増えて来た事を実感しました。
子ども食堂は 子どもの居場所 大人が見守り異変に気付く場所を兼ねています。
私は2年前に さらに 食べさせて貰うだけではなく 一歩進んで、将来に役立つ 調理技術や食の知識を子どもたちに伝えたいと思って、調理実習スタイルの子ども食堂を立ちあげました。
遡って12年前に起業した時の目標が、「温もりのある小さなコミュニティを作る事」そのためのリーダーを育てることが私の起業のコンセプトでした。
先ずはパンの講師を育て その方々に地域で食生活のリーダーになって貰えないかと考えました。
そのコミュニティのコンセプトは 生きる基本である食の学びを伝えること。
子どもが徒歩で通える場所に 子どもの料理教室を作りたい!とずっと思って活動してきました。
私が指導した皆さんは、なかなか料理に手が回らず パンだけで終わってしまっている方が多く当てが外れましたが、明石市の子育て支援策が どんどん進みあっという間に私の思っていたことが実現しました。
さて、子ども食堂の調理実習スタイルに欠かせないのが、レシピです。
子ども達が再現できるように、私は毎回レシピを配布してきました。
レシピがなければその場限りになってしまう可能性が高いからです。
せっかくのコミュニティを、与えられるだけの居場所ではなく学びを兼ねた子どもの将来の益に繋がる場所になることが願いでした。
私の思いが通じたのでしょうか?
今日は各校区の子ども食堂で人気の料理を集めたレシピ集が 配布されました。
キッチンコミュニケーション協会からもレシピを数点 提供しました。
先日ニュースに流れた明石市長の激昂発言で、市長さんのイメージが悪くなってしまいましたが「子どもを地域のみんなで育て 、街を盛り上げる」という泉市長が掲げた政策は着々と進んでいると思いました。
食育の大切さを、子ども食堂で伝えて欲しいと言う事で、保健センターの栄養士さんからのお話しや、説明しやすいやすいランチョンマットなどが用意されていました。
また、ボランティアの方々への衛生講習も有り 隅々まで配慮された交流会だったと感じました。
せっかく軌道に乗りかけた、子ども食堂がなくならないように、この素晴らしい取り組みが明石から全国に広がって欲しいと思います。
リーダーが変わると予算の立て方が変わりますが、せっかく広がったこの制度が助成金頼みなら 危ういものになります。
フードドライブなどの制度を有効に活用し 身近な場所に、もっともっとたくさん子ども食堂が出来て 子どもの話を親身になって聞いてあげられるような社会になれば良いなと思いました。
そして 思うだけではなく そうなるように協会としても尽力する所存です。
子どもと一緒に食事ができるのは 大人にとっても幸せなことだと信じています。