2020.08.08

2020年8月子ども食堂について

今月の子ども食堂も開催に向けて手を尽くしましたが 諸条件を満たすことが出来ず、断念致しました。

また 消防局に出向いた際 子ども食堂など大勢集まる場合、開催場所や集合人数に対してのかなり厳しい指導が有り、今後続けることが難しいことが分かりました。

私に向かって指導する消防士さんの頭上に「命を守ることに妥協はない!」という言葉が見えた気がしました。

私は もともと少人数開催の温もりを感じる小さなコミュニティ作りを理念として来ました。
パン教室や子ども料理教室など食のリーダーを中心に子どもを見守りたいという理想が有りました。

大勢の前で人は簡単に心を開いたりしません。
大勢の人に向かって自分の悩みを発表する人などいないのです。
何度か顔を合わせ 食卓を囲み 緊張がほどけた時初めて心を開きます。
いつも見守ってくれる人が居ること、困った時訪れる場所の門が開かれていることがとても大切です。

この3年半 子ども食堂を開催してまいりましたが、コロナだけでなく大雨や強風等 自然の災害などによる中断も多々ありました。

大勢を対象に 最善を尽くすとあらゆる場面で中止の決断を選ばざるを得ません。
しかも早め早めの判断が必要とされます。

後で考えれば開催できたのにと思うこともしばしばあります。

どうにもできない歯がゆさを感じつつの活動でしたが、突然リモートワークの世の中がやって来ました。

合わなくても工夫すれば 食育も出来るし心を尽くせば繋がることも出来ます。
テレビのように一方的な発信ではなく相互の関係が作れるようになったのです。

私たちの協会も 新しい世の中に合わせ料理教室の動画を作り子どもさん達や料理の先生に発信する体制を作って行きます。
同時に各地にミニコミのリーダーとなる料理講師仲間を増やしていきたいと思います。

子ども食堂を楽しみに待っていてくださった皆さん 本当にごめんなさい。
再開の日を楽しみに 各自が健康に気を付けてお過ごしくださいね。