2018年2月20日 兵庫県農業共済会館 黒豆セミナーに登壇

IMG_7224
ひょうご丹波黒豆セミナーに鎌倉が登壇させて頂きました。

兵庫県の丹波黒は 粒が世界一大きくもっちりしとした食感と甘みがあり、黒豆の最高級品として有名です。
そんな丹波黒大豆の魅力をもっと多くの皆様に知って頂くためのセミナーでした。

1生育環境について
 兵庫県農林水産技術センター北部農業技術センターの池田高明氏
2黒大豆が健康に与える効果についての最新情報 
 神戸大学大学院農学研究科 特命助教 山下陽子氏
3美味しくて手軽な黒大豆レシピ
 一般社団法人キッチンコミュニケーション協会理事長 鎌倉
 以上3名が分担して講演しました。

私は、生産者が苦労しながら手間暇かけて育てた農産物を もっともっと感謝して大切に頂く必要があると思います。
食事の時、手を合わせて 頂きます!というだけでも何も言わずに食べるのとは味が違います。
感謝の心は幸せを生みます。 
つまり 有りがたい→→ 幸せ  凄くありがたい→→→凄く幸せ となります。
パッと食卓に出てきたものを テレビを見ながらいとも簡単に食べてしまうと もったいないです。

自然の恵みに感謝し 生産者の努力に思いを馳せ 店頭に並ぶまでの苦労を想像し、届けられた農産物を 消化吸収されやすい形に丁寧に調理し 美味しそうに盛り付け 笑顔で食事する

これが 幸せになるための「食育」だと私は考えます。

それには 体験することが不可欠です!
山下陽子先生は、農業体験の機会を設け 子ども達と土に親しむところから活動されています。
私は、収穫物を調理実習する機会を多く設けるため 各地でテキストを使って料理教室の活動をしています。

黒豆を特に中心としたセミナーではありましたが、登壇にあたり黒豆の文献を参考に 農業全体に関わる先人方々の暮らし、苦労、智恵、等を学びました。
理解したというのはおこがましいですが、思いを馳せることは出来ました。
そして この農産物を絶やしてはいけない! 語り継ぐ義務があると思いました。

私も料理家の端くれですが、今回試食提供の役目を頂き、3種類の料理を160人分 つまり480食を用意しました。
試食作りというのは 単に材料を発注して作るのでは無くて、当日の手配 作ったものを分けそれを盛り付けるため小分け用ボウル スプーンなど 試食をお召し上がり頂くためのお手ふきや 試食ケース スプーンの準備など 数日前から当日まで 表には見えにくい仕事が沢山有ります。

農業も然りです。目に見えない苦労があり、そこを乗り越えた結果が目に見えるものです。
体験すると 裏方の大変さが解ります。

さて、伝えたいことも話だけでは退屈されるかもしれないので、美しい画像で楽しんで頂くため今回はカメラマンに頼み 料理写真を沢山撮って頂きました。
また、子ども達が生き生きと実習している姿や料理の手順等も画像で見て頂くため、パワーポイントに仕上げました。

子どもは様々な事を吸収しつつ、あっという間に大人になって行きます。

食べる事は生きる基本! 
子ども時代に食に関する知識を持つことは豊かな食生活、豊かな人生へと繋がります。

講演の中で
「行事食は地産地消そのもの!地域の自然の恵み、先人の知恵と文化の結晶!」
と声を大にして 発表したところ 料理に関わる活動をされている方々から反響を頂きました。

キッチンコミュニケーション協会が制作した行事食のテキストに興味を持たれた方が大変多かったです。

初めての経験でテキスト販売にまで 考えが及ばず 多くの方の期待に応えることが出来なかったのが残念ですが、
次回機会を頂ければ、会員様と一緒に食育に興味のある方々に テキストをご覧頂きながら丁寧に説明したいと思いました。

以上 ご報告申し上げます。理事長 鎌倉惠子

2018年2月16日 協会主催 子ども料理教室 実施

IMG_7137

本日はキッチンコミュニケーション協会主催の子ども料理教室でした。

会場は、複合型交流拠点ウィズ明石  アスピア明石8階
一般に公共の施設は、定期的に部屋を押さえるのは難しいのですが、一般社団法人キッチンコミュニケーション協会は
子どもを食で応援する非営利の団体なので 有りがたいことに 毎月第3土曜日に使わせて頂いています。

明石駅から徒歩3分
真下にはJRと山陽伝電車のホームが見下ろせます。
北は、明石公園とお城🏯 東には天文科学館
南は播磨灘が見える素晴らしいロケーション

調理室は広々として実習しやすい場所です

ここで、地産地消の食材を使い、子ども達に 日本に伝わる行事食を通して、食の大切さ 料理の技術を伝える活動をしています。

参加者は4歳から小学四年生

本当の兄弟ではないけど 、弟とお姉ちゃんのように仲良く実習しています。

食育っていうと堅苦しいですが、一緒に食事を作るのはもともと普通の事です。
幼いこどもさんは手のかかることも有りますが 可愛い子どもの笑顔に会えて 幸せな時間を過ごさせて頂いています。

是非とも 多くの方々にこの楽しさを知って頂きたいです。

★お知らせ★
3月上旬 東京都世田谷区 上田典子先生のご自宅で キッチンコミュニケーターの研修会が開催されます。
関東方面の方で ご興味を持たれた方は 是非ご連絡下さいませ。

2018年 節分の子どもコミュニケーション食堂 笑顔満載!

IMG_6843
2月3日節分の日に開催された子ども食堂
日本の行事を伝えるテキスト春号を使って 福豆ご飯の恵方巻きを作りました。
豆まきの炒り豆を炊き込み御飯にすると きな粉のような香りでもっちり御飯が出来ます。
これを 細巻きにして 鬼の金棒のように仕上げました。名付けて 「鬼ぎり!」
子ども達、美味しい!と数本ぺろり。
鬼のお面を着けた子ども達と一緒に楽しい節分の夕食会でした。
IMG_6836
IMG_6830

IMG_6824

その他 豆乳入粕汁には 野菜をたっぷりに加え 豚肉と皮鯨も入りました。
鯨を食べるのは初めて!というお子さんばかりで新鮮。
私達 スタッフは 懐かしい!というノスタルジー。
IMG_6833IMG_6816

世代を超えて大勢で一緒に食卓を囲むって本当に楽しいことです。
中学生や小学生高学年も参加してくれるようになったので バレンタインをいしきした蒸しパンも作りました。
抹茶蒸しパンに黒豆とチョコレートもプラス。
ハートのピックで可愛く仕上げました。
IMG_6822
キッチンコミュニケーターⓇジュニアスタンプカードにハンコを押して貰うのも とても嬉しそうです。
syouhyou
来月も会おうね!ってお別れしました。
こども食堂の運営は もう一度子育てさせて貰っている気分で私の方が嬉しくなります。
会員の皆様 是非 子ども料理教室を開催してみて下さい。
準備は 慣れるまで大変ですが、毎回子どもの笑顔に会えて 元気を貰えることまちがい無しです!!