2020年8月 子どもの食育動画作り 始まりました!

コロナ禍で 調理実習型の子ども食堂の運営が難しくなりましたが 技術や知恵を伝える方法は増えました。

(一社)キッチンコミュニケーション協会は子ども達に伝え継ぎたい家庭料理のテキストを作っています。

そのテキストで分かりにくい部分が有るので、イラスト入りのテキストを作りました。

そして、今回さらに わかりにくいところを動画を作る事により誰でも作れるように補助する方向で進みたいと考えています。

私のスタジオでも10月から再び子ども食堂を開始します。
消防法により、定員12名ですが 三密を避けるため実習をしばらく休み食事を提供します。

食べ物を与えて貰うだけでは生きる力は身に付きにくいです。
作り方のテキストをプレゼントし動画を無料でみれるようにしやってみようという意欲が湧くように計画中です。

料理は包丁と火も使うので 手を切ったりやけどしたり火事になったりの危険が伴います。

でも、子どもの頃からきちんと 大人が寄り添って調理すれば、必ず料理に興味が湧き出来るようになります。

私は昭和の優しい家庭料理と行事食のテキストを作り 講師を育て、その講師が中心になって子ども料理教室を多くの方が運営しミニコミュニティを増やす!というスタイルを目指していました。
でも遠方へ移動するのは大変で、講師を育てることの難しさを実感していました。

ところが、世の中がリモートワークスタイルに変化し 動画を使えば簡単に技術を伝えることが出来るようになったとわかりました。

ポイントとなる 火の扱いや包丁の使い方なを子どもと一緒に繰り返し練習し あとは応用してテキスト動画を見て上達するように運ぶことが出来ます。

世の中がどんどん変化しても 人間で有る限り 食べることは生きるための必須条件です。
リモートで味はわかりません。

人は遠くに離れれば離れるほど 身近な人を恋しく大切に思う事でしょう。

大人は、身近なところで困っている人を知らん顔せず、食生活を含め助けてあげて欲しいと思います。

そのような活動に共感して下さる方を協会は探しています。

一緒に子ども料理教室の活動しませんか?

2020年8月子ども食堂について

今月の子ども食堂も開催に向けて手を尽くしましたが 諸条件を満たすことが出来ず、断念致しました。

また 消防局に出向いた際 子ども食堂など大勢集まる場合、開催場所や集合人数に対してのかなり厳しい指導が有り、今後続けることが難しいことが分かりました。

私に向かって指導する消防士さんの頭上に「命を守ることに妥協はない!」という言葉が見えた気がしました。

私は もともと少人数開催の温もりを感じる小さなコミュニティ作りを理念として来ました。
パン教室や子ども料理教室など食のリーダーを中心に子どもを見守りたいという理想が有りました。

大勢の前で人は簡単に心を開いたりしません。
大勢の人に向かって自分の悩みを発表する人などいないのです。
何度か顔を合わせ 食卓を囲み 緊張がほどけた時初めて心を開きます。
いつも見守ってくれる人が居ること、困った時訪れる場所の門が開かれていることがとても大切です。

この3年半 子ども食堂を開催してまいりましたが、コロナだけでなく大雨や強風等 自然の災害などによる中断も多々ありました。

大勢を対象に 最善を尽くすとあらゆる場面で中止の決断を選ばざるを得ません。
しかも早め早めの判断が必要とされます。

後で考えれば開催できたのにと思うこともしばしばあります。

どうにもできない歯がゆさを感じつつの活動でしたが、突然リモートワークの世の中がやって来ました。

合わなくても工夫すれば 食育も出来るし心を尽くせば繋がることも出来ます。
テレビのように一方的な発信ではなく相互の関係が作れるようになったのです。

私たちの協会も 新しい世の中に合わせ料理教室の動画を作り子どもさん達や料理の先生に発信する体制を作って行きます。
同時に各地にミニコミのリーダーとなる料理講師仲間を増やしていきたいと思います。

子ども食堂を楽しみに待っていてくださった皆さん 本当にごめんなさい。
再開の日を楽しみに 各自が健康に気を付けてお過ごしくださいね。